ホメオパシー視点で見る腸内環境の乱れと更年期の不調 〜副腎への負担とホルモンバランスの深い関係〜

ホメオパシー視点で見る腸内環境の乱れと更年期の不調
〜副腎への負担とホルモンバランスの深い関係〜

皆様こんにちは神戸西神中央普段着ホメオパスの川崎です。

更年期前後になると、
・なんとなく疲れが抜けない
・気分の落ち込みや不安感
・眠りが浅い
・お腹の調子が不安定
・ホットフラッシュや冷え
といった不調を感じる方がとても増えてきます。

これらの症状は「更年期だから仕方ない」と思われがちですが、実はその背景に
腸内環境の乱れ → 副腎の負担 → 女性ホルモンのゆらぎ
という流れが隠れていることが非常に多いのです。

腸は単なる消化の器官ではなく、ホルモン・自律神経・免疫と深く関わる身体の中心的な存在です。特に女性の場合、腸内環境の状態はホルモンバランスに大きく影響しやすく、更年期前後はその影響がより表面化しやすい時期でもあります。

腸内環境が乱れてくると、悪玉菌優位の状態になりやすく、腸粘膜のバリア機能が弱まりやすくなります。するといわゆるリーキーガット(腸管の透過性亢進)の状態に傾きやすく、未消化物や炎症性物質が体内に入り込みやすくなります。
その結果、腸内免疫が不安定化し、腸内の慢性的な炎症が広がりやすくなっていきますし、場合によっては自己免疫疾患につながることもあります。

このような腸由来の炎症や免疫の揺らぎは、身体にとっては「

慢性的なストレス」として認識されます。するとストレスに対応するために副腎が常に働き続ける状態となり、副腎への負荷がじわじわとかかり続けることになります。
つまり、腸内炎症が続くほど副腎は休む暇がなくなり、結果として副腎疲労様の状態へと傾きやすくなるのです。

更年期に近づくにつれてエストロゲンやプロゲステロンはゆらぎ始めますが、この時期はホルモンの変動を補うために副腎の働きがより重要になります。しかし腸内環境の乱れによる炎症やリーキーガット傾向があると、副腎は炎症対応とストレス対応の両方にエネルギーを使うことになり、さらに不安定になりやすくなります。

副腎が揺らいだ状態になると、自律神経やホルモン調整にも影響が及び、結果として女性ホルモンのバランスにも波が出やすくなります。
その結果として
疲労感、やる気の低下、不安感、イライラ、不眠、冷え、甘いもの欲求、気分の波
といった症状が重なって現れることも少なくありません。

さらに重要なのは、腸内細菌は女性ホルモンの代謝や再循環にも関与しているという点です。腸内環境が整っているとホルモンのゆらぎも比較的穏やかになりやすく、逆に腸内環境が乱れると更年期症状が強く出やすくなる傾向があります。

特に、
便秘や軟便を繰り返す
ストレスを抱えやすい
甘いものやパン、コーヒーが多い
睡眠が浅い
冷えやすい
食事が不規則
といった生活背景がある方は、腸と副腎の両方に負担がかかっている可能性があります。

まず大切なのは、腸を安心させる養生です。
発酵食品(味噌、ぬか漬け、甘酒など)を少しずつ取り入れること、温かい食事を中心にすること、食物繊維(野菜・海藻・根菜)を意識すること、砂糖や加工食品を控えめにすること、そしてお腹を冷やさない生活を心がけることが基本となります。


また、よく噛んでゆっくり食べることや、安心できる生活リズムを整えることも腸内環境の安定にはとても重要です。

腸が整ってくると自律神経が落ち着き、副腎の過剰な緊張もやわらぎやすくなり、結果として女性ホルモンのゆらぎも穏やかになっていきます。

腸内環境と女性の不調の両面から見て参考になるホメオパシーレメディとしては、


Lycopodium(腸のガスや膨満感、消化力の弱さがあり疲労を伴うタイプ)
Nux vomica(ストレス過多や食生活の乱れによる腸の過敏さがある場合)
Sepia(更年期のホルモンのゆらぎと疲労感、冷えを伴う女性に代表的)
Sulphur(慢性的な腸内環境の乱れや体質的な代謝のアンバランスが背景にある場合)
Nat mur(ストレスを内に溜め込みやすく、腸と自律神経の影響を受けやすい体質)
Dysentery Co.(ディスコ:腸内細菌バランスの深い乱れが背景にある慢性的な腸体質に)
Morgan(モーガン:腸内環境の長期的アンバランスと体質的な不調を総合的に見る際に用いられることがあるノソード)

更年期前後の不調は年齢だけの問題ではなく、腸内環境・副腎・女性ホルモンが相互に影響し合って現れていることがとても多いものです。


腸が整うことで心身の安定感が戻り、副腎の負担が軽くなり、ホルモンのゆらぎも少しずつ穏やかになっていく流れが期待できます。

慢性的な疲労感や更年期の不調が長く続いている場合は、体質レベルからのケアが大切になります。
ホメオパシーは腸内環境、副腎、感情、体質を総合的に見ていく自然療法ですので、慢性症状でお悩みの方は無理に一人で抱え込まず、一度ホメオパスに体質を見てもらうというのもやさしい選択の一つかと思います。

今回以上になります。

 

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Cham. Chin. Dros. Ferr-p. Gels. Hep.
Hyper. Ign. Ipec. Kali-bi Lach. Led. Lyc.
Mag-p. Merc. Nat-m. Nux-v. Phos. Puls.
Rhus-t. Ruta. Sanic. Sep. Sil. Staph. Sulph.

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